藤岡酒造 見学②愛情たっぷりに造られた日本酒の製造過程を紹介!

こちらは前回の記事 藤岡酒造 見学① 蔵元に聞く[酒造りへのこだわりや想い]の続き記事です。

いよいよ蔵見学へ

藤岡酒造、五代蔵元の藤岡正章さんの熱い想いを聞き、期待に胸を膨らませながら蔵見学へいよいよ出発です。まずは部屋の中にある白衣を着て使い捨てキャップを被ります。階段を降り、店内を通って店舗の向かいにある蔵の方へ。

蔵に入ったらまず、手洗いと手指消毒をして、スリッパに履き替えます。まず、目に入るのは巨大な冷蔵室とその横に綺麗に並べられた空き瓶たち。藤岡酒造の瓶は一般的な酒瓶より少し丸みを帯びた形をしています。この瓶は何とイタリアから取り寄せたベネチアグラスの瓶です。

一般的な日本酒の四合瓶の内容量は720mlですが、こちらの瓶の内容量は500mlと少し小ぶりなサイズです。
これは夫婦で飲んでちょうど飲みきれる量を想定されているようです。また、形状も冷蔵庫のドアポケットに入るように考えられたそうです。このようなちょっとした心遣いが商品にも現れているのだなと感じました。



空き瓶の横には扇風機に当たっている、薄黄緑の液体が入った瓶たちが可愛らしく並んでます。日本酒といえばほぼ透明なイメージだったので一瞬、何の瓶だろう?ジュース??と思いました。
このライムグリーンは日本酒、本来の色で米麹の麹菌由来の色だそうです。ほとんどの日本酒は炭素濾過をするのでこの色も炭素に吸着して落ちてしますそうですが、藤岡酒造では炭素濾過を行わず、日本酒本来の色などを楽しめるお酒になってるようです。

日本酒は紫外線に弱いので一般的な日本酒の瓶は濃い色で着色されて、紫外線から守られてます。
しかし、藤岡酒造の瓶は、本来の色も楽しんでもらえるように、日本酒としては珍しくあえて透明な瓶を使ってるようです。中のお酒はもちろん紫外線には弱いので保管する時は箱に入れ、常に冷蔵庫での保存がベストのようです。(これも飲み切りサイズにこだわった一因のようでした)
ちなみに、扇風機に当たってたのは、出荷前に冷蔵室から出してすぐに箱詰めすると周りに水滴がついてしますので乾かしてから箱に入れて出荷されるようです。

製造現場で見た数々のこだわり

隣の部屋はいよいよ製造現場です!部屋に入ると大きなタンク6本とこしき (蒸し器)1機が目に入ります。

まず、米を洗い浸漬します。その日の天気、気温、湿度、水温などにより、浸漬する時間が違います。
藤岡酒造では10kgずつ浸漬時間を測っています。計りの横の黒板にはビッシリと丁寧に計算した後が書かれています。


浸漬の後は計りの奥にあるこしき(蒸し器)で蒸していきます。米を蒸す際も一番底にビーズで出来た擬似米をひいて蒸します。
そうすることにより、底の方の米がビチャビチャにならずに水分が均等になるそうです。美味しい日本酒を作る為に様々な工夫をしているのだなーと感心しました。


蒸し終わった米は1度に下げた仕込み水を混ぜて、6度にします。その後、製造タンクへ入れていきます。

大きな製造タンクの内容量は2500Lだそうです。なるべく6度を保つように管理されてます。
二重構造になっており、温度センサーがついており10度より上らないように、4度の水をタンクに外側に流して温度調整をされてるようです。

タンクを上から覗かせてもらいました。今は仕込みの時期ではないので空っぽでしたが、とても大きくて吸い込まれそうな感覚になりました。

タンクの次に見せて頂いたのは絞り機です。絞り機は大きな冷蔵室の中にありました。出来上がったもろみは絞り袋に入れて、3日間かけて絞るようです。

1日目はもろみが入った袋を並べて重しに圧力をかけずに絞ります。
2日目は圧力を少しずつ掛けていきます。
3日目は袋を並び替えてまた圧力をかけていきます。

絞った日本酒はサーマルタンクに移し、寝かしていきます。1〜3日目に絞った日本酒は全て同じタンクへ入れるそうです。

愛情たっぷりに造られた日本酒を飲んでみます♪

このように藤岡さんたちの愛情をたっぷり受けて、品質で勝負できる納得のいくお酒に仕上がるのでしょう。

出来上がった日本酒を瓶詰めしてラベルを貼って出荷されているそうです。この瓶詰めもラベル貼りも全て手作業でされているそうです。その為、少しズレたりもするようですが、「それも味」だそうです。仕込みには1g1秒に拘るけどラベルのところは大らかなのがまた職人魂の中に人間味のある温かさを感じました。
この後、質疑応答などに時間があり、蔵見学終了です。所要時間は約1時間程度です。

その後、店舗へ行き、改めて藤岡酒造の日本酒をみました。本来はこちらの蔵に併設されている「酒蔵Barえん」で利き酒もできますが、緊急事態宣言中だった為、日本酒を購入して飲んでみることにしました。
  

藤岡さんの日本酒への拘りを聞いた後にみる日本酒たちは一番最初にみた時よりも興味深いものがありました。蔵見学の後、どの瓶も飲んてみたい!!という気持ちでしたが、

・蒼空 蔵造り米キヌヒカリ
・蒼空 純米酒・美山錦こうじましましまし(試験醸造酒)

の2本を購入してウキウキしながら藤岡酒造を後にしました。ちなみにボトルもボトルが入った箱も、澄み切った空のような色でとても綺麗でした。


帰宅後、2本のボトルを試飲してみました。

<蒼空 蔵造り米キヌヒカリ>

フルーティーな香りを感じた後にしっかりとした米の味を感じました。1口目は花やかな香りがしたので食事とは合わないのかなと思いましたが、2口目からは肉じゃがなどのおかずが欲しくなるような味を感じました。

<蒼空 純米酒・美山錦こうじましましまし(試験醸造酒)>

こちらのボトルは通常より麹米をたくさん使用されているようです。ヨーグルトのような少し甘酸っぱいような香りです。飲むと少し甘めの爽やかな味が口に広がります。

仕事終わりに青空を見た時のホッとした気持ちになるようなお酒、、という「蒼空」の名前の由来を聞いて、爽やかで軽くて爽快感のある味というイメージを勝手にしていましたが、藤岡酒造のお酒を飲んで、仕事終わりに家族との時間で得られる安心感のような気持ちのことなのかなと感じ、心も温かくなりました。

藤岡酒造の酒蔵見学は詳細をウェブサイトをご確認のうえ、事前にご予約ください。

藤岡酒造・Barえん
Barえん

営業時間 : 11時30分~18時00分

定休日 : 水曜日
蔵見学についてはウェブサイトをご覧ください(要予約)

ウェブサイト 

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