もくじ
謎の日本酒を知っていますか？
伏見大手筋商店街にある酒屋「京極屋」さん。
日本中から面白い日本酒を多数取り扱われているお店で、筆者行きつけの酒屋さんです。そこである日、こんな日本酒を見つけました。
白のラベルに「非公開」と大きく書かれ、その下にQRコードと醸造元の「菊の司」とだけ表記されたボトル。
試作品か何かかと思ってしまう日本酒ですが、店主さんに聞いたところ、どうやら原材料とアルコール度数以外のすべての情報が非公開で、QRコードにアクセスし、飲んで酒質を答えてキャンペーンに応募する商品だとのことです。
そんな説明をされると、未熟ながら一応国際唎酒師の資格を持ち、日本酒の魅力を国内外に発信する立場の者としてはやるしかないでしょう！
と好奇心をくすぐられ過ぎた結果、購入しました。
超難問[非公開] 謎の日本酒を解明できるか!?
早速テイスティングルームに持ち帰り、京都日本酒体験の日本酒ツアーのガイドを務める2名で利き酒にチャレンジしました。QRコードを読み込むと以下のサイトが表示されました。
全問正解1%の超難問【非公開】謎の日本酒を解明せよ。
各蔵が米や造りのこだわりを全面に押し出してくる最近の日本酒業界のトレンドの中で、ただ情報が公開されていないだけでこんなにもワクワクする物なのですね。
さらに読むと全問正解率0.4%とのことです。果たして解るのか？
出題はこちらで選択形式です。
① 特定名称は？
・大吟醸酒 ・純米吟醸酒 ・本醸造酒 ・純米酒
まず香りを嗅いでみると、ほのかに梨や桃のような吟醸香がします。ここで選択肢は２つに絞られました。
ラベルの原材料には「醸造アルコール」と書かれており、少し口に含んでみるとやはり醸造アルコールの味がします。少し「ズル」のような気もしますが、回答は”あれ”ですね。
② 精米歩合は？
・70% ・60% ・50% ・40%
①の特定名称の回答により、必然的に選択肢は50%か40%の２択になってきます。
このカテゴリーにしてはお米の味が感じられますので、これかな。
③ 酵母は？
・K1801×K901 ・ジョバンニの調べ×K901 ・K701 ・ゆうこの想い
結局この酵母が最後まで一番わかりませんでした。まず今までどの酵母を使っているかを意識して飲んだことがあまりありません。
代表的なきょうかい酵母の特徴は把握しているつもりでも、酵母を当てるようなテイスティングはしてきませんでした。
聞くところによると日本酒をよく飲む人はお酒を買う時にお米の違いなどはよく質問するそうですが、酵母に関してはほとんど質問しないようです。逆に日本酒を作る立場にある蔵人達はどの酵母を使っているかに関心を持つことが多いのだとか。
それだけ酵母が大きな違いを生むということですね。岩手の酵母を知らない時点でほぼ回答不可の問題ですので勘で答えました！
④ 火入れの有無は？
・有り（火入れ酒） ・無し（生酒）
この問題に関しては、生酒のフレッシュな感じが、、、そうなるとこれかな。
⑤ 醸造年度は？
・2020年度 ・2018年度 ・2016年度 ・2014年度
これも難しい、、、そんなに熟成している感じはありませんが、もし①のカテゴリーが合っていたら1〜2年の違いはそこまで大きく出ないと思うのでかなり迷いました。
⑥ 日本酒度＆酸度は？
・日本酒度「-5」酸度「2.0」/ ・日本酒度「-5」酸度「2.0」/・日本酒度「+5」酸度「2.0」/・日本酒度「+5」酸度「1.3」
こちらはまず辛口の感触で、比較的スッキリかなと思ったのであまり迷うことなく回答しました。
全問正解なるか？
全ての問いに答えて回答を送信しました。回答締め切りが5月31日で、正解の発表が6月上旬とのことです。全問正解者にはもれなく日本酒720mlがプレゼントされるそうです。
ちなみに我々2人とも自信無しです（笑）しかしこの企画は面白過ぎますね。昨年もあったようなので、また来年も参加したいです。
今度は社内でも伏見の日本酒を使ってブラインドテイスティングをやってみようと思います。
今回のチャレンジは基本的な日本酒の知識がある方が特に楽しめる内容だと思います。
日本酒の違いが分からない、自分でボトルを見て選べるようになりたい、日本酒について詳しく知りたいという方は、日本三大酒どころの１つ、京都伏見にある京都日本酒体験の飲み比べ体験に参加してみてはいかがでしょう。
日本酒がもっと楽しく、美味しく飲めるようになりますよ！
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