日本酒ってたくさん種類があって難しい!
居酒屋に行って飲み比べてもいまいち何が違うのかわからない!
今回は、そんなあなたでも簡単に日本酒の利き酒や飲み比べが楽しめる方法を4ステップでご紹介します。
日本酒を色で楽しむ
お酒を注いだらすぐに飲みたくなる気持ちはわかりますが、まずは利き猪口を上から覗いてみましょう。お猪口の白い部分を見ると酒がどのくらい透明なのかがわかります。
熟成酒や山廃造りの酒であれば少し黄色く見える場合があります。
お猪口の青い蛇の目を見ると酒がどのくらい濁っているのかがわかります。
にごり酒や濾過していない酒は薄っすらと白く見えます。
もちろん利き猪口でない場合でも、ワイングラスや色付きのお猪口でも色を見ることでどんな日本酒なのか目で確かめて楽しむことができるのです。
日本酒を香で楽しむ
色を見て、さぁ口にする前にもう少し待ってください。次は香りで日本酒を楽しみます。
少しお猪口を傾けて鼻のすぐ側まで持っていくと、酒のいい香りがわかります。
吟醸酒系はフルーツやお花の様な華やかな香り、純米酒系は米そのもののふっくらとした香りを感じます。他にも乳製品やスパイスなど様々な香りを鼻で見つけてみましょう。
その日本酒特有の香りを確かめることでどんな味わいの酒なのかワクワク感が高まりますね。
日本酒を味で楽しむ
では実際に日本酒を味わいます。口の中いっぱいに広がる酒の「甘味」「酸味」「旨味」「苦味」を感じます。
例えば、甘味は炊き立ての白米やフルーツ、酸味は柑橘類や乳製品、旨味は米由来の味わい、苦味はコーヒーやレモンの皮など、あらゆる食べ物や植物に例えることができます。
さらに、酒を舌の上で少し転がすとより一層特徴が広がるので、それもひとつのテクニックとして試してみて下さい。
香りから想像できる味の場合もあれば、口にして初めてわかる味もあります。
日本酒を後口で楽しむ
最後に忘れてはいけないのが酒を飲んだ後です。
飲み込んだ酒の味わいが口の中にまだ残っているのか、それともすぐに消えたのかを感じてみます。
甘味や旨味がまだ残っていれば余韻が長いと表現できます。
逆に後口に辛味があったり、さっと消えていけばスッキリ・キレがあると表現できます。
後口を活かすことで、一緒に食べる料理の脂や魚の臭みを流したり、味がしっかりとした料理と調和することもできます。
まとめ
今回ご紹介したのは、日本酒初心者でも利き酒を楽しめる簡単4ステップ
目で楽しむ→香りで楽しむ→味で楽しむ→後口で楽しむ
これを試すだけで、今まで気付かなかった日本酒の更なる魅力と出会ってみてはいかがですか?
最後に
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大阪出身の酒ソムリエ(Sake Diploma)
日本酒好きが高じて蔵人として酒造りを経験。日本酒の魅力の多くの人に伝えるため日々活動中。